Unseen Objects / Overflow

Heiwa Gokin

鋳造プロセスの余剰物で家具をつくる

高度な鋳造技術の本質を可視化し、鋳物の鋳造プロセスや道具、素材のふるまいなど、これまで⾒過ごされてきた鋳造⽂化の価値を再定義する「Unseen Objects」の家具コレクションです。we+が平和合金の鋳物工場にて、鋳造プロセスや道具、素材のふるまいを丹念にリサーチ。その中で、金属が凝固する過程で生じ、通常は除去される「バリ」と呼ばれる造形に着目しました。大型鋳物の鋳造に用いられる砂型(砂を材料とする鋳型)は、原型の形やサイズに応じて複数のパーツに分割してつくられますが、溶けた金属が流し込まれ、固まる過程で、それらの継ぎ目から溢れ出る余剰物がバリです。通常は、仕上げ工程で除去されますが、本プロジェクトでは鋳造プロセスから自然と立ち現れる物質の痕跡として捉え直しました。生成されたバリのパネルを積層し、板材を挟むことで、シェルフやローテーブルを構成。制御された工程の中に宿る物質の生命力を、家具に転写することを試みています。

Project Details

Year
2026
Client
Heiwa Gokin
Category
Photo
  • Daisuke Yoshio

Collection

LOOPGLUE