WONDER POWDER
Shimadzu Corporation
感性と論理双方のアプローチで粉末の美しさを探究する
島津製作所とwe+による、粉末の美しさを探究するリサーチプロジェクトです。粉末化は、人類にとって最もプリミティブな加工方法のひとつ。鉱物から絵の具が生まれ、小麦がパンになったように、人類は古くから、固形物を砕き粉末にすることで、素材の可能性を広げてきました。粉末にすることで素材が扱いやすくなり、使い道が広がることはもちろん、固形の状態では決して見ることのできなかった表情やふるまいに出会うこともあります。2022年に始動した本プロジェクトでは、粉砕したさまざまな素材の粉末について、水中での動きを観察するだけではなく、島津製作所の分析機器を用いて科学的に分析を行い、感性と論理双方のアプローチから粉末の美しさを探究してきました。
Project Details
- Year
- 2024
- Client
- Shimadzu Corporation
- Category
- Venue
-
- AXIS Gallery [Tokyo]
- DROPCITY [Milan]
- Photo & Movie
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- Hiroki Tagma
- Yuta Sawamura
- Kenichi Murase
Exhibition
リサーチとインスタレーションを通して粉末の美しさを捉える
ミラノデザインウィークで開催された展覧会では、これまでの研究成果としてリサーチの一部とインスタレーションを展示。アルミニウムなどの金属、黄鉄鉱などの鉱物、木や竹墨といった有機物、アクリルなどの人工物など、幅広い素材の粉末をそれぞれの動きに合わせて開発したオリジナルの什器に入れ挙動を見せるとともに、それぞれの素材の粒子径や密度、形状といった分析結果も提示し、新たな視点で「美しさ」を捉えることを試みました。