Refoam

東京で出た廃材を土着の素材と見立て、発泡スチロールに別の価値を与える

Refoamは、不適切かつ複雑になりすぎてしまった人間と素材の関係の再構築を試みる家具のシリーズです。we+のリサーチプロジェクト「Urban Origin」の一環として取り組んでいます。東京を、使用済み素材の原産地と見立て、「土着の素材を使って、自分たちの手でシンプルに加工する」という、人間と素材の関係の原点に立ち戻り、発泡スチロールの新たな価値を探っています。

Project Details

Year
2022
Category
Photo
  • Masayuki Hayashi

Product

Process

リサイクルの流れと加工方法をシンプルにする

使用しているのは、東京で回収された使用済みの発泡スチロール。これらは通常、東京や近郊の中間処理工場でインゴット化され、大半がヨーロッパや東南アジアへと輸出されます。そこでペレットに加工されたのち、主に中国で安価な再生プラスチック製品となり、日本の100円均一ショップ等で売られます。リサイクル率は高いものの、そのプロセスは非常に複雑で、国をまたぐ大移動による別の問題も発生しています。そこでRefoamでは、中間処理工場にてインゴット化されるプロセスを活用した家具の可能性を模索。リサイクルの流れを極めてシンプルにすると同時に、発泡スチロールに全く別の価値を与えることを試みています。

Related Projects

Haze