Wall Covering and Beyond

Sangetsu

日本の壁装材文化の魅力を再発見し、これからの壁装材のあり方を提示する

インテリア商品の開発・提供を手がけるサンゲツとwe+による、「壁装材」をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトの一環として、企画展「壁を装う展 — Wall Covering and Beyond」を開催しました。

Project Details

Year
2026
Client
Sangetsu
Category
Venue
  • 21_21 DESIGN SIGHT GALLERY 3
Photo
  • Takehiro Hiramatsu
  • Masaaki Inoue

Exhibition

「壁を装う」という文化の本質を紐解く

壁紙。それは、控えめながらも豊かな質感と高い汎用性を備えた、日本の住まいに欠かせない壁装材です。高温多湿な気候、住宅様式の変化、そして海外文化との交流を背景に、日本の壁紙は他国とは異なる独自の発展を遂げてきました。現在では住まいに欠かせない「壁装材」として、暮らしの中で多様な役割を果たしています。サンゲツでは、これまでに数万点におよぶ壁紙を手がけ、その豊富なアーカイブには、時代とともに培われた高度な技術や美意識、多様な空間表現の可能性が息づいています。本展では、これらのアーカイブを起点に、「壁を装う」という文化の本質に迫りました。

「石」「土」「木」「紙」「織」— 古くから住まいの壁を形づくってきた素材の視点から壁紙を分類。例えば、土は古代より壁の素材として使われていました。塗り重ねる技術はやがて左官へと発展し、素材も改良されながら現代の壁紙へとつながっています。粘土を主原料とするレンガやタイルも伝統的な壁装材として広く用いられてきましたが、塩化ビニルによる凹凸加工技術や印刷技術の進化によって、その質感を再現するさまざまな壁紙が誕生しました。このような素材と技術の進化、そこに息づく多様な美意識をたどりながら、日本の感性が育んできた壁装文化の奥深い魅力を紐解き、これからの壁装材のあり方を提示しました。

Unseen Objects / As Found

Heiwa Gokin