More than Materials

まち工場の「表現する素材」を蒐集し展示

約3,500の工場があり、「ものづくりのまち」として知られる東京都大田区。多くのまち工場は、世に出る前の試作品や機械部品をつくっており、その工場でしかできない技術や製品をもつ工場も存在します。そんなものづくりの真髄が息づくまち工場にてフィールドワークを実施し、工場の営みから生まれた異彩を放つ「もの」たちを、「表現する素材」と名づけ独自の視点で蒐集。we+が、大田区で培われてきた産業や文化を独自の視点で解釈し、そこから得たインスピレーションをもとに、新しいものづくりや表現を模索するプロジェクト「OTA CURIO-CITY」の第一回目の展覧会として発表しました。

Project Details

Year
2023
Category
Venue
  • HANEDA INNOVATION CITY [Tokyo]
Photo
  • Takehiro Hiramatsu

Exhibition

キーワードと背景のストーリーをカード形式で掲示

加工途中の素材や使い込まれた治具、高度な技術が詰まった試作品から廃材まで。工場にとっては当たり前の「もの」でも、観察する視点が違ったり、コンテキストと切り離して、身体的に捉えたりすることで、まったく別の魅力や意味が、立ち現れることがあります。そこで、「表現する素材展 More than Materials」では、蒐集した「もの」をあえて分類せず、一堂に展示。それぞれの「もの」のキーワードと背景のストーリーをカード形式で掲示することで、鑑賞者の能動的な巡回を促しました。

Materials

InsideOut

FUJIFILM